暇人によるクルマ語り

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~かつて人気車、今は不人気~凋落した車3選

  

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出典:

日産・フェアレディZ - Wikipedia

 どんなに人気なものだって、やがては失速していき、そして忘れ去られます。

 それはもちろん、車にも当てはまります。昔は脚光を浴びていたのに、今となっては誰にも見向き去れなくなり、挙句モデル消滅すら噂される…。本当にこの世は無常です。

 人気を失う理由は色々あります。例えば市場の需要が変化してしまっただとか、コンセプトが変化、或いは迷走しただとか…

 今回は「かつてはあんなに人気だったのに…」な車たちを紹介していきます。

 

 日産 フェアレディZ

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 フェアレディZの歴史は古く、いまからちょうど60年前、1959年発売の"ットサン スポーツ1000"から始まります。その1年後、初めて"フェアレディ"の名を冠した"ダットサン フェアレディ"が登場、1969年に現在の"フェアレディZ"の名前となります。この初代"フェアレディZ"が日本含め世界中で大人気となり55万台を売り上げ、「世界一売れたスポーツカー」として記録を残します。

 初代Zに搭載されたL型エンジンは、ブロックが鋳鉄製で頑丈なため、チューニングベースとして世界中のチューナーからも脚光を浴びました。"湾岸ミッドナイト"にも600馬力のZが登場しますね。

 その後も堅調な売り上げが続いていましたが、バブル崩壊以降の車の需要の変化により売り上げは低迷。2000年に一度絶版になってしまいました。2002年に復活を果たし、まあまあな売り上げを挙げたそうですが、現行のZ34は月間販売台数が2桁程度。デビューから11年経った今もまだ時期型の話はありません。

 

スバル レガシィ

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引用:

http://wikipedia.org/wiki/スバル・レガシィ

 レガシィは平成元年、経営危機に陥っていた富士重工の最後の賭けとしてデビューしました。賭けは成功し、ツーリングワゴンが飛ぶように売れ、"ツーリングワゴンブーム"が到来、「スポーツワゴンはボルボかスバル」と言わせしめるようにまでなりました。

 以後、3代目までは国内での需要に応えるために5ナンバーサイズを死守し続けましたが、4代目からは世界戦略車とするために巨大化しました。5代目モデルからはクロスオーバーモデル"アウトバック"が追加、現行モデルからはかつて人気を博したツーリングワゴンが消滅してしまいました。

 現在の国内での売れ行きは芳しくなく、スバルの主力車種はフォレスターインプレッサに取って代わられています。

 しかし、世界での売れ行きは好調で、ツーリングワゴンの穴埋めとして登場した"レヴォーグ"は堅調な売れ行きを見せています。

 

三菱 パジェロ

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 これはパジェロの問題というよいりも、メーカーの三菱の方に問題があったように思います。

 1982年、当時手を組んでいたクライスラーからジープの技術を取り入れてデビューしたのが、このパジェロです。RVなのに乗用車チックという当時では珍しかったスタイルで人気を博しました。「東京フレンドパーク」の景品としても、たわしと並んで有名ですね。

 モータースポーツでは大暴れし、パリダカで圧倒的な走破性と耐久性で好成績を修め、2001年からは7年間連続で優勝を取り続けました。

 しかし、今世紀に入ってから三菱が相次いで不正を働いてしまい、今では三菱全体の売り上げが、高級車ブランドであるレクサスの倍程度にまで落ち込んでしまいました。パジェロもその煽りを受け、今では年間3桁程度です。

 EVやPHEVで復活した、力強い三菱がみたいものですね。

 
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