暇人によるクルマ語り

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21世紀に誕生したスポーツカー3選

 2001年の排ガス規制以降、めっきり姿を消したスポーツカー。需要が減っていたこと、メーカーがモデルチェンジを余儀なくされたことが重なり姿を消していきました。それ以降、こういった車はは採算が取れないとして各メーカーから忌み嫌われ、新開発はほとんど行われませんでした。

 しかし、そんな時代の流れに反抗して誕生したスポーツカーが存在します。今回は21世紀に誕生したスポーツカーを3つ紹介します。

 

マツダ RX-8

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 排ガス規制で消滅を余儀なくされた"RX-7"の後継として2003年に登場したロータリースポーツです。エンジンは従来と同じ"13B"型を搭載しますが、設計を大幅に変更、過給機も外して自然吸気(NA)としました。

 RX-7との大きな違いは後部座席です。当時のマツダの大株主であるフォード社の出した条件に"4ドア"というものがありました。アメリカでの保険の関係のためです。これにより"世界一高価なスイカ置き"と揶揄された後部座席は一新、大人4人が快適に座れるスポーツカーへと変貌しました。

 RX-8の特徴である観音開きドアは、上述の"4ドア"とRX-7の面影、軽快さを両立させるために採用されました。

 2012年生産終了、これによりマツダからロータリー車のラインナップが姿を消すことになりました。

 

ダイハツ コペン

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 所謂"ABCトリオ"の遺志を継ぎ、2002年に登場した見た目の可愛らしさに定評のある軽ロードスター(2シーターオープン)です。64psのエンジンと比較して軽量な800kgのボディ、軽なのに4気筒エンジン、電動メタルトップ、OEM供給なしなど、他の軽とは一線を画した特徴を持ちます。値段も当時の軽としては頭一つ抜けておりました。

 長きにわたりライバル不在で軽ロードスターの市場を独占しましたが、2012年に一度生産終了。その2年後に2代目が登場、そしてコペン初のライバル"S660"が登場し、互いに切磋琢磨しています。個人的にはS660が優勢かなという気がします。

 

トヨタ 86/スバル BRZ

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 2006年にMR-Sの生産が終了して以来、スポーツカーが不在となっていたトヨタ自動車。流石に安価のスポーツカーがないことに危機感を覚えたらしく、富士重工(現SUBARU)と共同開発したのがこのクルマです。ハチロクの様にいじりやすい、軽量で楽しい車という意味で"86"と命名されました。

 一応、AE86の復活ということで作られたそうなのですが、"水平対向FR"のトヨタ車という意味ではトヨタ スポーツ800の後継とも取れます。

 トヨタの思惑としては、まずはかつてハチロクに憧れた40~50代のおじさんに新車で買っていただき、10年か15年後に安値で中古車市場に出回り、それを若者が買う…という構図を目指しているようです。しかし現状、この車は世界唯一の"水平対向FR"です。もしかしてあまり値崩れしないんじゃないかと私は思います。

 

 

 

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