暇人によるクルマ語り

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ゲームによく出てくる実在するモンスター三選

RPGやアクションゲームには敵がいます。動物だったり、兵士だったり、ロボットだったり…。それが西洋ファンタジーの世界観なら、現実にはいないような生き物、例えば竜やオーガみたいなモンスターが敵として登場します。

大抵はそのゲームオリジナル名前で呼ばれますが、時々実際に伝承で語られている生物がそのままの名称でゲーム内に登場します。そういったモンスターは複数の、シリーズなどの関係のない作品に同じ名前を引っ提げて現れることが多々あります。

今回はそんなゲームの世界で引っ張りだこの伝承の生物を3つ紹介します。

[目次]

 

 ゴブリン


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聞いたことない人の方が少ないんじゃないでしょうか?

FFシリーズやハリーポッター、話題の"ゴブリンスレイヤー"とかに登場するアレです。大概は雑魚キャラとして登場してるイメージがあります。

元ネタはヨーロッパの伝承で、"悪意を持った妖精"全般を指してこう言います。種族名みたいなものですね。「妖精」と言っても皆さんの想像する可愛らしいああいうのではなく、画像のような醜悪な見た目をしています。(いらすとやさんのは可愛く見えるけど…)

一言に悪意と言ってもそのレベルは様々で、ただの子供のイタズラレベルから殺人まで色々あります。

"ゴブリン"の呼び方は、ドイツの妖精「コボルト」を英語読みしたもので、日本語では「小鬼」と訳されます。

 

ドラゴン

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 ゲームに限らず小説やアニメにも頻繁に顔を出す、もはや西洋ファンタジーの看板とも言える存在です。大抵は強敵として登場しますが、元ネタである欧州神話や聖書でも強大な存在として描かれています。

いずれもトカゲのような体に翼が生えていて、鋭い牙と爪を持ち、口から火を吐くという部分は共通しています。

よく東洋の"龍"と比較されますが、容姿以外の違いは、龍は神そのもの、或いは神聖な者とされるのが多いのに対して、ドラゴンは神に敵対する者、悪の象徴として描かれることです。聖書に登場する悪魔サタン、彼もドラゴンとされることがあります。

 

キマイラ

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キマイラはギリシャ神話に登場する、獅子の頭、山羊の胴体、蛇の尾を持って生物です。"合成獣"呼ばれるモンスターの代表、或いはその代名詞とも言えるほどの存在です。

ゲームでの強さはマチマチといった感じですが、私はFF6でのインパクトのせいでなんとなく強敵と思っています。

ファンタジーものだけでなく、近未来的な世界観にも様々な生物の遺伝子を組み替えた"生物兵器"として登場したりもします。

 

鵺は日本版のキマイラと言えます。

構成する動物は、頭が猿、胴が狸、手足が虎、尾が蛇という当たり前ですが和風なものになっています。

平安時代後期の京都で、夜に不気味な声で鳴く不吉の予兆とされてきました。現在ではこの鳴き声の正体はトラツグミだったとされています。

 

 

今回は3種に留めましたが、他にも神話や伝承由来のモンスターは沢山います。中には「えっ、このモンスターも神話由来なの!?」みたいなヤツもいるので調べてみてはいかがでしょうか?