ー軽自動車は烙印じゃないー 軽自動車の魅力とメリット
このところ軽自動車の数がグッと増えてきました。街中を走っていると半分…とまではいきませんが、3割は軽自動車な気がします。
さて、この軽自動車、どういうわけかコンプレックスとかマイナスイメージを持っている方が多いような気がします。「迎えに来てほしくない」とか「イケメンはこんなの乗ってない!」とか、ちょっと前にテレビで「黄色ナンバーは庶民カーの烙印」などと言っている軽自動車乗りまでいる始末です。
僕も昔は”軽はヤダ人間"でしたが、最近になって軽自動車特有の魅力やメリットに気づきました。
今回は軽自動車の魅力とメリットをまとめてみました。
軽快
軽自動車は名前の通り軽いです。車重1000kgを超えることなんか滅多にありません。
軽いことのメリットは何か。ズバリ軽快なドライビングです。いくらエンジンパワーがあっても軽さからくる軽快さには勝てません。私が軽に見とれたのもこれがキッカケです。
ハンドルを回すと即座に曲がり、ブレーキを踏めば素早く停まり、アクセルを踏めば案外心地よくエンジンが回る。例えA/T車であっても”クルマとの一体感”が楽しめます。
最も、これについては一部の車好きにしか通用しないでしょう。しかし、残り2つのメリットは一般の人にでもメリットに感じられるはずです。
コンパクト
軽自動車の規格は長さ3.4m、幅1.48m以下と規定されています。コンパクトであるということは、日本に多い狭小道路での取り回しが楽ということです。5ナンバー車でも大半は車幅1.7mギリギリを攻めてますから、それより22cmもスレンダーです。
道が狭ければ狭いほどこの差は大きく働きます。私も普段は5ナンバー車乗りなのですが、初めて軽に乗った時、普段は近づきたくない近所の狭苦しい道路でいとも簡単に離合できたのには感動しました。
駐車場でもこのメリットは効果を発揮します。車体が小さい分、"最小回転半径"が小さいので、入り組んだ場所の駐車スペースにも駐車が出来ます。
優秀な買い物カー
軽自動車は近所のスーパーに買い物に行くときに便利です。自転車と違って動力はエンジンですし、原付やバイクと違い雨の日も濡れません。カタログ燃費勝負では一部ハイブリッド車には負けます。しかしコールドスタートの多いチョイ乗りでは話が変わってきます。
エンジンが温まってない状態だと、HV車であってもエンジンがかかりっぱなしになり、燃費が悪化してしまいます。そうなるとより小排気量の軽自動車に軍配が上がってきます。
逆に長距離とか人や荷物を大量に積んだりとかだとHV車が有利ですが、近所のスーパーの買い物で、まさか50kgも100kgも食材を買うなんて考えられないので、車重増加による燃費の悪化は無視してもいいでしょう。
現在日本にしか規格のない軽自動車ですが、こうメリットを並べてみると、日本の道路環境や生活環境に特化したクルマだということが分かりますね。
日本の環境とは真逆の、例えばアメリカとかオーストラリアみたいな国でも、農家のおじさんとか炭鉱夫とかが広大な土地を移動車として使えば案外「こりゃ便利だ!hahaha!」とか言いながら運転してそうですね。