暇人によるクルマ語り

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新型レクサス登場!まさかのミニバン その名も"LM"

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画像はベースの"アルファード"

 上海モーターショーでレクサスから新型車が発表されました!

 その名も "LM"。レクサスとしては初のミニバンです。今の時代、求められるのはセダンの安定性やクロカンの走破性よりも、ミニバンの居住空間なのでしょうね。

  • LS(Luxury Sedan)
  • LC(Luxury  Coupe)
  • LX(Luxury CROSSover)
  • LM(Luxury MPV)

と、レクサスのフラグシップも結構そろってきました。お次はLW(Luxury Wagon)とでも来るのでしょうか…。

 今回はそんな新型LMの情報を纏めてみました。

hinazinzakki.hatenablog.com

 

ベース車両

 ベースとなる車は勿論トヨタの高級ミニバン"アルファード"。"LM300h" "LM350"という車名から、アルファードHVモデルV6モデルに対応しているようです。

 今後はハリアーランクルのように大排気量モデルを"LM"として、小排気量モデルを"アルファード"として売っていくのでしょうか。流石に"アルファード"の名前を消すとは思えません。

デザイン

 私の第一印象は「違和感ねぇな」という感じです。

 元のアルファードのグリルが厳つかったからか、あの威圧感あるスピンドルグリルが違和感なく、物凄くしっくりきます。レクサスエンブレムも似合っています。

 テールランプの形状も、アルファードを彷彿とさせつつ、それでいて"更に上位の車種である"と訴えかけてくるものがあります。

 サイドに関しては…まんまアルファードって感じですね。

日本での販売

 残念ながら最初はアルファードが大好きな中国市場のみでの投入で、日本やアメリカでの販売予定は未定とのこと。しかしながら”LM300h”及び"LM350"が日米で商標登録されています。

 アルファードが人気なのは日本も同じなので、現行モデルのマイナーチェンジと同時に日本市場に上陸してくるのではないかと思います。実際レクサスのミニバンを望む声は少なくなかったようです。

 現在のレクサスで3列シートモデルを持つ車種は、"RX450h"と"LX570"の2モデルのみ。しかも彼らはそれぞれSUVとクロカンなので3列目のシートの居住性は良いとは言えませんミニバンが求める声があるのは当然と言えるでしょう

 一方で、「イメージに悪影響がある」「高級車ブランドにミニバンは不要」と反対する人もいるそうです。

スペック

 搭載されるエンジンは、"LM300h"がカムリにも積まれる2500cc直4ハイブリッドエンジンの"A25A"、"LM350"がLSと同じ3500ccV6エンジン"V35A"と思われます。ただし、排気量を表す数字が"350"である事から、"LS500"とは違い自然吸気エンジンと考えられます(LS500はツインターボ)。

 サスペンションにはESにも採用された"スウィングバルブショックアブソーバ"を採用、優れた乗り心地でアルファードとの差別化を図るようです。

 通常の7人乗りモデルは勿論の事、驚くべきことに"ロイヤルラウンジ"同様の4人乗りリムジンモデルも用意されるそうです。社用車LSの立場がちょっと怪しくなりそう…。

 なお、駆動方式はFFまたは4WDです。

価格

 車名に"L"の文字が入ったフラグシップモデルなので、最低グレードでも1000万は超える価格になるでしょう。ランクルの最高グレードの価格が680万円、LXの価格が1100万円と1.6倍もの差があることを考えても、やはり1000万オーバーは間違いないと思います。

 一方で、早くもライバル認定されつつあるベンツVクラスの価格は550~820万円。これに合わせる価格にするのか、そもそもVクラスなど相手にする気もないのか、それとも、かつてのデボネアのように価格帯を広くするのか、気になるところではあります。

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日本最強最悪の酷道4選~絶対に走りたくない~

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 "国道"と聞くと、多くの人は都市間を結ぶ立派な道を想像すると思います。都心部では片側2車線以上で周囲にブランド店や大手企業、雑居ビルが建ち並び、山間部や地方でも綺麗に整備されて、トンネルや橋などで出来るだけ急こう配急カーブが無いようにしている…そんな感じでしょう。

 でも中には田舎のあぜ道の方が立派なんじゃないかと思うほど酷い状態の国道があります。人はそれを”酷道”と呼びます。

 同類のものに"険道"や"腐道"、"吐道"などがあります。

 

※この記事では国道○○号を"R○○"として省略する場合があります。

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モデルチェンジまでが長い車4選

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 "モデルチェンジ"というのは、メーカーが車を進化させるため、或いはわざと陳腐化させて購買意欲を煽るための手段の一つです。これは、T型フォードの築いた牙城を崩すべく、GMの社長、ルフレッド=スローンが考案したシステムです。今となっては当たり前ですが、当時は画期的で、これによりGMはフォード帝国を打倒しました。

 多くの車は、3,4年程度で後期型へマイナーチェンジを、7,8年程度でフルモデルチェンジを行って代替わりをします。

 しかし、中には十数年経っても、場合によっては20年もモデルチェンジを行わない車も存在します。

 そんな、中々モデルチェンジを行わない車を4つ紹介していきます。 

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長い歴史を持つ日本車4選

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20世紀末のクラウン。クラウンはいつも"高級車の在り方"を示してきた。

 一代で終わってしまう車があるのなら、逆に同じ名前で何度も十数回もモデルチェンジされ続ける長い歴史を持つ車もあります。そういった車は売れ行きの良し悪しに関わらず、なかなか生産終了にはなりません。そのメーカーの象徴であり、フラグシップであり、顔であるからです。

 特に生産期間が半世紀を超えてくると、知らない方が変な顔をされるほどに知名度が上がってきます。彼らが積み上げてきた歴史とブランドは、もはや社会常識と言っても差し支えないレベルになっています。

 

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たった一代で生産終了!短命の車たち5選

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"スズキ キザシ"北米仕様

 カローラ、クラウン、スカイライン…これらの名前を聞いて「聞いたことない」と答える人は殆どいないでしょう。彼らは50年以上の長きに渡り、時代に合わせて、需要に合わせて、ライバルに合わせてモデルチェンジを繰り返し、社会に浸透していったロングセラーだからです。

  一方で、モデルチェンジ前に生産終了してしまい、余程の車好きか購入した人くらいしか名前の知られていない短命な車も存在しています。

  しかし、そういった車の中には、大胆なデザインであったり、革新的であったり、今となっては当たり前となった装備の先駆けであったりと、意外な特徴を持ったものが存在します

 

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レクサス上陸で名前を変更したトヨタ車4選

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3代目ソアラのレクサス版"SC400"

 レクサスが世に登場したのは1989年、今から31年も前の事です。「北米の高級車市場にカチコミをかける」というトヨタの思惑により誕生しました。


 「今ある車では西欧の高級車たちに太刀打ちできない。全く新しい車が必要だ

 

 そう考えたトヨタは"LS400"を筆頭に、次々とハイクオリティの高級車を作りだしていきます。それらの車は日本市場にも投入されることになるのですが、日本にはレクサスブランドの展開予定はなかったので、別名で販売されることになりました。


 遅れること16年、ついに日本にもレクサスが上陸してきました。こうなるとこれまでトヨタ車として販売してきた車は邪魔になるため、レクサスでの名称に統一され、トヨタ車としての名前は消えることになりました。

↓こちらの記事もどうぞ

~ペットネームの重要性~ 車名を変えた車3選 - 暇人によるクルマ語り

 

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ユーノス、アンフィニ…5チャンネル時代のマツダの迷車たち

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 現在のマツダのラインナップは、車種を絞った少数精鋭といった感じです。

 しかし、かつてはトヨタの様に複数の販売チャンネルを持ち、販売車種も今と比較して豊富にありました。日本国内における販売力を強化しようという思惑でこのような戦略を取ったそうです。所謂”5チャンネル化”です。詳しく書くと

です。

 結果は知っての通り、直後のバブル崩壊で強化どころか破産寸前に、販売チャンネルはマツダの一本に戻るということになりました。

 5チャンネル時代に販売されていたマツダ車は実にマイナーなものが多いです。それはその販売期間の短さと生産台数の少なさに起因します。

 今回はそんな5チャンネル時代のマツダの名車達を紹介していきます。

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  •  オートザム レビュー
  • ユーノス プレッソ
  • クロノス兄弟

 

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